【 校区の概要 】
校歌に歌われているように古い歴史ある地であり、中山古墳や播磨一宮「伊和神社」に象徴されるような遺跡や史跡も数多く残っている。旧神戸村当時より、北部5ヶ村の中心地として栄え、町村合併により一宮町として発足してからも、さらに宍粟市になってからも市北部地域の行政、産業の中心的な役割を果たしている。
校章に象徴されている三つ山(花咲山一高畑山・白倉山)をはじめ多くの緑に囲まれ、市北部の唯一の平野的地勢を持ち、田畑面積の多い地域である。校区北部で引原川と合流した揖保川が南北に流れ、国道が校区を縦断し、波賀町を経て鳥取と結ばれている。また、途中曲里より分岐した路線は、町内北へ下三方、三方、繁盛を経て朝来市と結ばれ、播但を結ぶ交通の要所となっている。
学校教育に対する地域住民の関心と期待は大きく、PTA・自治会・老人クラブ・地域ボランティア・まちづくり防犯組織など、学校への協力・支援体制が整い積極的な関わりが続けられている。
【 児童の実態 】
児童は、豊かな自然環境や地域の温かい人間関係の中で快活で伸びやかに育っている。南北に長い通学路を元に登下校し、学習に、運動に、縦割り班活動などに真剣に取り組んでいる。しかし、少子化・都市化・情報化等、現代社会の影響を受けており、家庭や地域社会での体験・経験が少なくなっている。そのため児童の個々を見ると、学習、生活における言動に緻密さが足りない面が見受けられる。そこで、学習面では、基礎・基本の確実な定着を図ることに重点を置き、学校教育全体を通して三つの「、いっぱい」(夢・笑顔・元気)を持った児童の育成を指している。
中山古墳や一つ山古墳などの遺跡が点在し伝統行事が子々孫々と受け継がれ、歴史に息づくふるさと神戸。人情味あふれるふるさと神戸の人々。四季折々の移ろいある美しい自然に育まれ、明るく素直に伸びていく子どもたち。私たちは、こんなすばらしい地域で、「ふるさとを愛し、ふるさとを誇りに思い、生きる喜びに満ちた子どもたち」を育む教育に取り組んでいる。